矢 野 純 T O D A Y 瓦 版

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2015年12月7日「朝だね、元気だね。」

  西に向かって時速1700kmで飛び続ければ、

  今このひとときが永遠に続けばよいのに、

  朝なんか来なければ良いのにと思う感傷的な愛の日であっても、

  夜は夜のまま、いつも太陽の反対側に居られて、

  朝が来なくて済むのではないかと思うんです。


  私はもう夜更かしよりも朝焼けが好きになりました。

  不思議と朝起きたときだけは調子が良くて。

  朝6時に軽く飛び上がって、あとは西に時速1700kmで飛びさえすれば、

  24時間が朝焼けで、一日中元気で居られるんじゃないかと思うんです。


  浮世の辛さも時速1700kmで米粒のように小さくなって流れていきます。

  日本の人、中国の人、ロシアの人、

  皆が陸地でラジオ体操みたいな踊りを踊っているのが見えます。

    朝だね。みんな元気だね。私も元気です。

  ただ、これには一つだけ問題があって、

  顔を西に向けて飛ぶと、肝心の朝焼けが見えません。

  後ろを向いたまま飛び続けないといけない。

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