矢 野 純 T O D A Y 瓦 版

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2016年1月9日「音でワイングラスを割る実験」

  これは鑑定士の中島さんが良い仕事してますねぇーと言った壷だから、

  良いと思えないのは自分の感性がおかしいのだと

  そのような事を考えるともう何も楽しめなくなると思うんです。


  本当に良いものを見ると、脳で考えるより前に脊髄が反射します。

  我を忘れて感情的にアーッ!と思って

  凄い!面白い!と思って興奮してしまう。

  頭で考える必要はまったく無いんです。


  今日は鍋が食べたいなぁと思うときに、

  健康に良いとか温まるとか言うのは何か適当に理由を付けているだけで

  本当は理由なんて何にも無いじゃないですか。

  なんとなく今日一番食べたかったメニューが鍋だったんです。

  なぜ鍋だったのか、私に聞かれても分からないんです。


  中島さんが価値を認めたのは社会的に価値がある、売れるという事で、

  売れるという事は他人にとって価値があるんです。

  それを見ても自分の心が震えないとしたら

  自分にはその壷は早すぎたのか遅すぎたのか、

  どちらにしても見ても何にも思わないなら

  今のうちは別のものを楽しんでおいたほうが良いと思うんです。


  音でワイングラスを割る実験があります。

  ある一定の周波数の音をワイングラスに当てると、

  共振でワイングラスが震え始め、最後には割れてしまいます。


  絵や音楽、文章や映画、食べ物や焼き物、その他ほかを楽しんで、

  手の届かない所にある心をガタガタ震わせたい。

  飯を食べたい。食べると何かが全身に行き渡って満足する。

  心を震わせたい。震わせると全身に何かが行き渡って気持ち良い。

  それが得られないものに何の価値がありますか。

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