| 矢 野 純 T O D A Y 瓦 版 |
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2016年9月30日「逃げ足の速さ」 今すぐこの場から逃げた方が良い状況がありました。 確か中学生の頃です。 放課後、美術の授業の後だったと思います。 美術の教室は校舎1の3階、A地点にありました。そっと教室を出てカバンを持ち、廊下を音を立てずに歩いて外階段を降り B地点から身を隠してA地点を見上げたら、 「矢野を探せー!」 と先生が生徒に指示して、生徒が廊下を走っているのが見えました。 とにかくその日 家に帰りさえすれば、次の日は安泰の状況でした。 無事に靴を履き、門を出ました。 門を出た後もしばらくは時々学校の方を振り返ったのですが、 誰も追いかけては来ませんでした。 何故逃げた方が良い状況になったのか、今は思い出せません。 いやその、本当は覚えているけれど 秘密は墓まで持っていく…というのではなくて、 本当に何も覚えていません。 重要なのは、周囲が異変に気付いた時には私はもうB地点に居たんです。 私は運動会では常に断トツのビリでしたが、逃げ足だけは本当に速いです。 つまり放課後に速やかに自宅に帰ったというそれだけの話です。
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