矢 野 純 T O D A Y 瓦 版

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2018年2月26日「多面性」

  今、我が家には自作スピーカーが4組あります。

  

  @のスピーカーは、低音の質と量が4つのスピーカーの中で一番良いです。

  音に現実感があって、テレビでマラソン中継を観ていると

  砂埃を含んだ風が吹いているように感じて

  道端に座り込んで観ているような気分になります。


  Aのスピーカーは、鼓膜に近い所まで壊れずに音が届く感じがします。

  ヘッドホンで聴いている時のように細かな音まで聴こえてきます。


  Bのスピーカーは、4つの中で一番自由に置けます。

  一方を反対に向けて部屋に散らすように聴いたりできます。


  Cのスピーカーは、音の軽快さが一番の魅力です。

  お寺の鐘の音のように長く尾を引く重苦しい音ではなくて

  花火の音のようにバンと鳴って一瞬で消える、身軽さを感じる音がします。


  @を作るのには10万円以上掛かって、Cは1000円で出来ました。

  @の方が100倍もお金が掛かっているのに

  音の軽快さではCには到底及びません。


  ある面で見れば@が一番で

  別の面で見ればA、B、Cが一番になるんです。

  スピーカーには多面的な魅力があります。


  欠点を探せば、どれも欠点があるんです。

  市販のスピーカーでも欠点の無いものは無くて

  完璧を目指すと何台買い換えても満足できなくなります。

  欠点を探すよりも、長所を楽しんだほうが良いと思うんです。

  欠点を探すとすべてがつまらなくなり

  長所を楽しめば、4つ共が自慢のスピーカーになるんです。


  恐らく世の中で、完全に割り切れるものは数字だけだと思うのです。

  ヒトとは多面的なもので完全な善人も完全な悪人も居ないと思うのです。

  良い人に見える人にも幾らかの悪い面があるはずで

  完璧な人など今まで一度も見たことがないのですが最近は

  1つの面だけを見て白黒を付けようとする

  単純なモノの考えの人が増えました。


  ヒトの欠点を叩いてばかりいるといつの間にか

  世の中のすべてがつまらなくなるだろうと思います。


  良い面から悪い面を引き算して

  1でもプラスになるなら立派じゃないかと思うのです。

  長所を見れば、楽しい毎日になるだろうと思います。

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