矢 野 純 T O D A Y 瓦 版

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2019年1月25日「4号機製作中」

  1月はずっと、純セレブスピーカーの4号機を作っています。


  検索で偶然この日記をご覧いただいた方のために

  念のために申し上げますと純セレブスピーカーは

  安冨歩先生と片岡祐介先生が考案したスピーカーのジャンルです。

    スピーカーユニットの背面から出る音の幾らかを

    箱全体から発散させる、他にはない特徴があります。

  両先生の他、沢山の愛好家の皆様が開発して楽しんでいます。


  どうやったら作れるか分からないものを

  分からない部分についてアレコレ工夫して

  出来上がるともう最高に楽しい訳です。


  ところが、一度作ったことがあるものをもう一度作るとなると

  どうやったら作れるか半分分かってしまっているので

  作る楽しさも半減します。

  3個目は作る楽しさが3分の1になり

  4個目では4分の1しか楽しさを感じられなくなります。

  そのため前回とは違う、新しい要素を試すことで楽しさを出します。


  私は自宅に居る、ほとんどの時間を

  座卓パソコンデスクの前に座って音楽を聴いて過ごしています。

  純セレブスピーカーを最高に楽しむために

  パソコンデスクから棒を伸ばしてスピーカーを吊るしています。

  我が家の純セレブスピーカーの玉座です。


  12月に作った2号機の音質に心から満足していて

  4号機を作らなければならない理由は何もありませんでした。

  4号機を作って使うためには2号機の音質と戦って勝ち、

  玉座から2号機を追い出さねばなりません。


  箱の大きさを決めるため、4号機を作る前に試作をしました。

  その時に、事前に予想した通りの結果が出ました。

  予想した通りの結果が出たことで

  この4号機が最後になるんだろうなと思いました。

  もし予想と違った結果が出たなら

  まだ解明できていない部分があるということだから

  作る楽しさが増したと思うんです。


  純セレブスピーカーを、私好みの音質に仕立てるには

  こんな風に作れば良いだろうと予想して試験をし

  その通りの試験結果が出てしまったため、

  作る前から気力が萎えてしまいました。

  うまくいくと分かったものを作って

  それでうまく出来上がっても面白みがないのです。


  何とか作る気力を出すために、前回とは違う要素を入れて

  工作難易度を上げました。

  そのため設計から製作まで約1か月間掛かりました。

  頭の中で面倒だ、最後だ、でも面倒だと繰り返しながら作りました。


  最後とは言っても

  我が家から純セレブスピーカーを撤去することは

  私が生きている限り無いと思います。


  どのようなスピーカーユニットでも、20年くらい使うと

  経年劣化で次第にユニットのエッジが破れてくる恐れがありますし

  もしスピーカー本体に(うっかり)水をバケツ一杯掛けてしまって

  スピーカーが壊れたりすれば、即座に5号機の製作に取り掛かりますし

  それでなくても何か新ネタを思いついたり知ったりしたら

  舌の根の乾かぬ内に5号機を作り始めると思います。

  最後になる見込みはないけれど

  これが最後だ、最後になっても構わないという意気込みで作っています。

    2018年の冬は、純セレブスピーカー作りに没頭した。

    そんな思い出作りのような、卒業制作のような。

  名残惜しい気もしますが、正直に言ってもうネタが無く

  やりたいことは4号機でやり尽くしてしまったため

  今後は4号機を使いながら、すこし遠いところから

  純セレブスピーカーの発展を見守りたいと思っています。


  春になったら、長い間 物置にしまっておいた自転車を出してきて

  今も乗れる状態か点検してみようと思っています。

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