矢 野 純 T O D A Y 瓦 版

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2019年8月4日「東北旅行を計画しています」

  勤続25年休暇という会社独自の制度を使って

  東北を旅行する計画を立てています。


  旅行は やり直しが利かないものだと思います。

  天災など、何かの理由で旅行を中断して家に帰ったときに

  お金と時間があればもう一度同じ所へ行けるのですが

  初めて観たときに感激した景色も 2度目に観たときには

  既に1度見たことのある景色だから感激が半減し

  3度目は3分の1にという風に感激は減っていくものだと思います。

  やり直しても同じ感激を得られる旅行にはならないと思います。


  私は山形大学に入学して1年生を2年間して退学になったことがあります。

  山形を第2のふるさとのように思っています。

  退学後は宮崎に戻り、25歳の頃に1度山形に行きました。

  その間に山形新幹線が開業して、駅前はまるで違う景色になっていました。

  時間が過ぎたことを感じました。

  それから22年間は山形には行っていません。


  国内の東北以外の地域には幾らか行ったことがあって

  (山形以外の)東北へは行った事が無かったので

  東北へ行けば私にとって「初めて観る感激」があるだろうと思います。

  気軽に行ける距離でもないので、いつか大きな休みが取れたらと思って

  東北を最後に残していました。


  就職から25年の休暇に東北を巡り、山形の景色を観ることで

  長い時間が過ぎたことを感じてこようと思います。

  人間は50歳を過ぎるとあと40年間生きても不思議ではないし

  明日死んでも誰も不思議に思わなくなります。

  東北を周るのは最初で最後になるだろうと思って計画を立てています。


  旅行について妻に相談したときに妻が日本海を観たいと話していました。

  東北は新幹線が充実していてどの県へも新幹線で行けるのですが

  あえて(東北じゃないけど)新潟から秋田まで、

  日本海沿岸を走る在来線特急に乗って北上し

  車窓から日本海を眺めようと思います。


  これまで本州の日本海側(鳥取、島根、石川、富山など)の海岸に

  行ったときに、太平洋側の海とは違う雰囲気を感じました。

  太平洋側は砂浜が広がる感じで

  日本海側は岩場が続いて波が荒れているイメージです。

  東北の日本海側の海の雰囲気はどんな感じなのだろうと思います。


  私は宮沢賢治の銀河鉄道の夜が好きで、

  ミーハーなことに岩手県花巻市に行ってみようと思います。


  山形に住んでいたころ、山形駅に仙山線という

  宮城県仙台市と山形市を結ぶローカル路線がありました。

  路線があるのは知っていたのですが乗ったことが無くて今回、

  仙山線で宮城と山形を移動してみようと思います。


  仙山線の山寺駅で降り、立石寺に行ってきます。

  山寺は松尾芭蕉の「閑さや 巖にしみ入る 蝉の声」で知られる所です。

  その山寺に、私の好きな陶芸家 長瀬渉さん

  (山形出身、長崎県波佐見町在住)の実家(山寺焼 ながせ陶房)があるので

  九州から来た長瀬渉さんのファンですって挨拶してこようと思います。


  山形県米沢市で米沢牛を食べてこようと思います。

  米沢に住んでいたころ、駅前に大きな文字で

  米沢牛、米沢牛って書いてある建物が沢山ありました。

  日本3大和牛と言われる和牛が5種類あるそうなのですが

  (松坂牛、米沢牛、近江牛、神戸牛、前沢牛)

  米沢牛はそれくらい昔から有名なブランド牛で

  超高額なので、もちろん食べたことは一度もありません。


  米沢では上杉鷹山が愛されています。

  上杉謙信の上杉家がいろいろあって代々、米沢藩を治めていたのですが

  いろいろあって財政危機になりました。

  上杉鷹山は宮崎の高鍋藩・秋月家の次男で

  養子で米沢に行って上杉家を継いで

  いろいろ政治改革を行い、借金を完済して米沢藩を再建しました。

    為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり

  という有名な言葉が残りました。

  いろいろと間違いの多い解説ですがご容赦ください。


  そのようにあるので米沢の方は米沢を危機から救った鷹山公を愛しています。

  私はたまたま宮崎から山形大学工学部に運よく入学できただけだったのですが

  私が宮崎から来たというと、米沢の方々は皆、やさしく接してくれました。

  それは鷹山公への愛情の恩恵だったのだと感じます。


  私は山形大学工学部や米沢市の発展に何も寄与できなかったのですが

  就職から25年間生きてこられた恩返しに

  せめて米沢で、米沢牛を食べて帰ります。

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