2019年10月24日「東北旅行・宮城編」
16日の晩に仙台に入りました。
17日は朝から松島の瑞巌寺、円通院、五大堂を巡り
観光船で塩竈に行った後、仙台に戻って瑞宝殿と仙台城址を観ました。
お昼に塩竈の寿司店に行きました。
塩竈名物の生マグロを楽しみにしていました。
松島から観光船で塩竈へ渡って、塩竈港から歩いて行きました。
昼過ぎに着いてお店へ入ったのですが
この日は平日だったこともあって
私たちが昼の時間帯の最後の客になりました。
店主の方が話しかけてくれて
その話の中で台風は大丈夫でしたかと店主に伺いました。
塩竈を通る仙石線が数日前まで運休していたので
被害があったのではないかと思っていました。
店主の方は「台風の被害はそれほどでもなかったが」と前置いてから
東日本大震災のときの事を話してくれました。
地震が起こって山の上の自宅に避難したことや
避難所へは避難しなかったために食料を確保するのに苦労したこと
津波が松島にもまれて幾らか弱まって到達したこと
お店の1階が冠水したり、道路が地盤沈下を起こしたこと
報道されなかった出来事が沢山あったこと。
チリ地震(1960年)の津波で塩竈の街に船が乗り上げたことが
塩竈の方々の記憶にあったと仰っていました。
また店主の方は、阪神淡路大震災を経験されたお客さんとの
会話の中で聞いていたことが役立ったとも仰っていました。
震災を経験された方にとって、震災のことは
出来れば思い出したくない つらいことだと思います。
一介の旅行者である私たちが
迂闊に尋ねることが出来ない話題だと思います。
私は47歳になって、我が家に命にかかわる非常事態があったときに
今がその非常事態だと気付けるか
気付いた上で正しい行動ができるか、自信がもてません。
諸先輩の経験に学びたい気持ちがありました。
店主の方が自発的に話してくださったので
私は背筋を伸ばして、ただ頷いて聞き入っていました。
実際に非常事態を経験され
正しく行動できた経験を伺うことが出来て
寿司が最高にうまくて腹一杯だったのですが
それ以上に胸一杯になりました。
お店を出てから駅に向かって街を歩くと
道路の地盤沈下によって出来た段差が見えて
津波の水の高さが実感をもって感じられました。