矢 野 純 T O D A Y 瓦 版

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2021年5月15日「九電ecoアプリで電気のポイ活を始めました」

  九州電力の要請に合わせて、家庭で使う電気量を調節することで

  ポイントがもらえる制度が始まり、5月9日に初めて参加しました。


  以前、投資目的で九州の山林を買って太陽光発電所を設置し

  発電事業を始めたと言う本州の方のブログを読んだことがあります。


  実際、九州の山間部には既に太陽光発電所が無数にあるんです。

  そのため、例えば春や秋の晴れた休日には

  太陽光発電の電気が大量に余る時期があります。


  季節柄、エアコンが不要で、休日で会社が休みな上に

  晴れていると太陽光で沢山発電できるので

  電気はあるけど使い道がないため大量に余るのです。

  

  ↑2021年5月9日、赤線が太陽光発電、青線が需要量です。

  九州で電気が余る時、まず九州電力の火力発電所を停めたり

  本州に電気を送ったりもして

  それでもなお余るときには太陽光発電や風力発電などの

  再生可能エネルギーの電気の送電が停められます(再エネの出力抑制)。


  九電サイトによると

  5月9日12時〜12時30分に289万kw出力抑制されました。

  太陽光発電は12時ごろ、810万kw発電できていたようです。

    810万kw発電 - 289万kw出力抑制 = 521万kw送電

  太陽光発電の電気の3分の1位は送電できずに捨てた状態になりました。


  それとは逆に、例えば夏の午後や冬の夕方、曇りや雨、雪の降る平日には

  エアコンが稼働して、太陽光発電量が少ないので

  電気は少ないけど需要が多いので電気不足になります。


  そのようなときに、九州電力の要請に合わせて

  電気が余っているときに電気の使用量を増やしたり

  電気が足りないときに節電することでポイントが得られます。


  このように、電気の発電・供給側の要請に応じて

  利用者・需要側の使用量を調節することを

  "デマンドレスポンス"と言います。

  九州電力の始めた家庭向けデマンドレスポンス・ポイ活サービスが

  "九電ecoアプリ"です。

  九電ecoアプリ 参加者募集ページ

  ※↑新規入会でPayPayボーナス100Pもらえました(2021年5月時点)

   案件とかではないので気軽にリンク先をご覧ください。


  参加には条件があって

  九州電力の指定プランに加入して

  スマートメーターが設置されている家庭が対象です。

  九電webサイト"キレイライフプラス"に登録し、

  九電ecoアプリをスマホに入れて使います。


  我が家はたまたま昨年の秋にスマートメーター必須のプラン

  "電化でナイト・セレクト"に加入した事で

  スマートメーターに交換(九電が無料で実施)されています。

  キレイライフプラスも登録して使っているので

  九電ecoアプリのダウンロードとログインで準備完了でした。


  2021年5月9日 8:00〜11:00の3時間に初参加しました。

  どんな感じで進んで行くかなのですが

  要請日時の前日から当日の30分前までに

  九電ecoアプリに要請が届きます。

  5月8日の午後にアプリに"シフトチャレンジ"の通知が来ました。

  

  すみません、参加募集の画面を撮り忘れました。

  上記画像は参加登録後のものです。


  8時から11時までの3時間分、30分ごとに6件の募集がありました。

  "シフトチャレンジ"では、

  電気を"いつも"より多く使うとポイントがもらえます。

  30分ごとに、どれだけ量を調節できたか判定します。

  各家庭の"いつもの量"がどれ位なのかは、

  複雑な条件があって決まるのだと思いますが、よく理解できていません。


  6件参加登録しました。

  5月9日当日は、朝7時からオーブントースターにパンを置いたり、

  カレーを作るため、ジャガイモや人参を切ったりして

  開始の8時を待ちました。


  8時からパンを焼き、コーヒーメーカーでコーヒーを沸かし

  洗濯を2回してカレーを煮込みご飯を炊いて、

  スマホやモバイルバッテリーの充電も多数して

  夫婦フル回転でチャレンジの3時間に電気使用を集中させました。

  

  我が家の場合、この日の電力単価は17.82円/kWhでした。

  今回のチャレンジでは1kWhあたり16Pもらえるので

  いつもの量よりも多く使った分については、

    17.82円 - 16P = 1.82円

  1kWhあたり実質1.82円で電気が使える状態になりました。

  つまり、この3時間は電気のタイムバーゲンセール状態です。


  電気が時間限定で安く使えることなど、これまで無かった事なので

  タダ同然の電気でお湯が湧いたり御飯が炊けたりカレーが出来たりするのは

  ただ、いつもと同じように料理しただけなのですが

  新鮮な感動があり、いつもとは違う満足感を得られました。

  カレーも洗濯も、もともと別の時間に使う電気だったので

  電気を無駄遣いした訳ではなくて、使う時間をずらした(シフト)だけなので

  毎月払う電気代には変化はなく、ポイントがもらえて嬉しいばかりです。


  九電ecoアプリの参加者が次第に増えていけば

  九州電力は電力調整の余裕が増えて、利用者は安く電気が使えて

  太陽光発電の方は出力抑制量が減って送電量が増え、

  捨てていた太陽光の電気を活用することで

  他の時間帯の火力発電の燃料が減れば全体的にCO2排出量が減るはずで、

  3方ヨシだと思います。

  

  2日後の5月11日に、アプリに結果が表示されました。

  我が家の日曜朝8時の"いつも"の量は0.3kWhだったようです。

  チャレンジで0.4kWh多く使え7ポイントもらえました。

  3時間合計で1.7kWhの成果があり、30ポイント獲得しました。

  3時間に渡って600w位多く電気を使ったことになります。


  いつごろ要請があるのかは、

  九州電力が実施したいときにあるものなので判らないのですが

  JEPXのサイトに掲載されていて誰でも見ることが出来る

  スポット市場単価のグラフやCSVデータが参考になるかもしれません。

  

  ↑5月9日の単価グラフです。

   九州の単価は"取引情報"-"2021年度スポット市場取引結果"CSVファイルの

   九州エリアプライスが参考になると思います。


  JEPXは太陽光発電電力などの取引市場です。

  私が"シフトチャレンジ"に参加した2021年5月9日8:00-11:00の3時間、

  九州エリアスポット単価は0.01円/kWhでした。


  電気が余っているときに0.01円まで取引価格が下がります。

  つまり、太陽光発電所を設置して発電事業をしている方からすると

  単価が下がりすぎて発電出来ても儲からない状況です。

  また、出力抑制制度のため送電できない状況かもしれません。


  逆に、電気が足りない時には200円/kWhまで単価が上がります。

  太陽光発電所を設置して発電事業をしている方からすると

  単価が上がって儲かるように見える所ですが、

  曇りや雨で発電量が少ない状況の時に単価が上がります。


  単価が高いときには"節電チャレンジ"があるかもしれません。

  要請に応じて"いつも"より電気使用量を減らすと

  ポイントがもらえるだろうと思います。


  シフトチャレンジのときにいつもより電気を多く使うには、炊飯や洗濯、

  電気自動車(EV)を持っている方は充電したり、

  エコキュートを持っている方はタンク湧きましボタンを押して、

  チャレンジ終了時間に湧きましを終了するとよいだろうと思います。


  節電チャレンジのときに電気を節約するには

  日常の買い物に行く時間をずらして、

  チャレンジ時間にエアコンを消して買い物に出かけると良いと思います。

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