矢 野 純 T O D A Y 瓦 版

泥沼音遊び(その2)


クリップライト型 空き缶スピーカー
「缶すぴ(仮)」の製作

製作 2016年9月3日

[ビア樽スピーカーの思い出]

  子供の頃に、ビア樽スピーカーを紐で吊るして聴いていた事があります。

  当時の写真はありませんが、こんな感じのものを使っていました。

  

  ビア樽は大きな缶ビールで、容量が2リットルから3リットルあります。

  底面に穴を開けてスピーカーを付けました。


  子供の頃に長岡鉄男さんという自作スピーカー界の偉い方が書いた

  子供向けのスピーカー工作記事を読みました。

  その中にビア樽スピーカーがあり、真似て作ったものです。


  長岡鉄男さんはビア樽スピーカーによって

  最高の音質を実現しようとしたのではなくて、

  スピーカー工作の楽しさを子供らに伝えるために

  簡単に作れるスピーカーの一つとして作ったのだと思います。


  ビア樽スピーカーは簡単に作れました。

  スピーカー工作の楽しさを知りました。


[クリップライトのアイディア]

  私は歳を取ったせいか、身も心もクタビれてきました。

  子供の頃に感じたスピーカー工作の楽しさを表現したくて、

  アルミ缶を宙吊りにしたスピーカーを作ろうと思いました。


  方法を考えているときに、パソコンデスクに付けている

  クリップライトが見えました。

  クリップライトのライトの部分をスピーカーに置き換えれば、

  スピーカーを宙に浮かせられると思いつきました。


  

  クリップライト型 空き缶スピーカーという謎の新ジャンルの誕生です。


[製作]

  カーナビ本体を交換することで使わなくなる万華鏡スピーカーを解体して

  付けていたユニット(Peerless PLS-P830970)を転用します。

  

  

  このユニットは直径50mmの穴に取り付けられます。

  丁度よさそうな空き缶を調べたら缶コーヒーの直径が外寸53mmでした。

  

  ディスカウントストア・トライアルで

  三ツ矢サイダー(160ml)を2個買ってきました。

  1個33円でした。

  

  私は大滝詠一さんの音楽が大好きで、三ツ矢サイダーが大好きです。

  三ツ矢サイダーのデザインのままでも格好良いのですが、

  空き缶が宙に浮いていると妻に申し訳ないので、

  見た目の空き缶っぽさを弱めるために塗装をはがしました。


  家にあった耐水ペーパーとコンパウンドを使いました。

  (アルミ缶でアルコールストーブを作るネットの記事を参考にしました。)

  

  中身が入った状態の方が缶が固くてヤスリを掛けやすいと知りました。

  この時点では まだ中身が入っています。


  中身は勿論、この後スタッフの私が美味しく頂きました。

  

  不要な写真をお目に掛けましたこと、ご容赦下さい。


  フタを取ってみたら狭くてスピーカーが入らない事が判りました。

  仕方ないのでフチを切り取りました。

  

  缶の共振を弱めるために内部にフェルトを貼り付けました。

  クリップを取り付けました。

  

  完成しました!

  
  

  bluetoothレシーバーをつないで、

  タブレットの中の音楽ファイルを鳴らしています。


  いろんな使い方ができます。

  椅子に付けてニアフィールドリスニング。

  

  クリップライトのように鳴らしたり。

  


[感想]

  

  断面図にすると高級っぽく見えますが空き缶です。


  見た目80点、音質70点です。


  使用したユニットの名誉のために申しますが

  Peerless PLS-P830970は本来とても音質が良く高性能です。


  私の設計ミスで、缶の容量が結果的に100mL位になってしまいました。

  それが原因で音質を落としてしまっています。

  容量をもっと大きくすれば音質が向上するかもしれません。


  低音が出ないに等しいけど、

  点音源らしい雰囲気の良さが楽しめました。

  


[手直し]

  

  両面テープで付けただけだったので、

  ユニットの重みで隙間が開いてきました。

  

  仕方ないので紐で固定しました。

  子供の頃には空き缶を紐で吊るしていたのですが、

  不覚にも今回は空き缶を紐で縛ることになりました。

  

  見た目が悪化しましたが、音質が少し良くなりました。

  隙間がふさがったので、ちょっとだけ低音が出るようになりました。


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