矢 野 純 T O D A Y 瓦 版


DABERING ROOM

だ・べ・り・ん・ぐ・る・ー・む

平静 喜び 悩み 叫び

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1999年04月06日(第42回)


◆ 1人前は難しい。


平静

こないだね〜ぇ?


旭ジャスコの食品売場を、 買い物カゴを持ちつつぶらぶらと買い物をしていたら、

  本日限り!ククレカレー 68円(お一人様5箱限り)

とか、でっかく「広告の品」なんて書かれた紙の下に ククレカレーが置かれているのを見つけたんです。   「ふぅ〜ん、68円かぁ(・_・)。」 と言いながらしっかり5箱、カゴに入れつつ、ふと思う。 叫び

「あぁ、レトルトじゃないカレーが食べてぇ〜っ!」


@@@ 1人前のカレー @@@

独り暮らしの私が、 1人前のカレーを食べるのに、 一番手っ取り早い方法はぁ、    近所の喫茶店にでも入りつつ、       「ビーフカレー!」    と言い、座って待っていれば、 すぐにカレーが、1人前、 何の苦労もなく、食べられるのだった。 しかし、いざ、自宅でカレーを食べようとすると、    独り暮らしの私には、    カレーとは、めったに食べられない食べ物だったりする・・・。 なにしろ、カレーを   「1人前」 だけ、「余りも出さずに1人分」作ろうとすると、 ・・・ちょっと材料を準備しただけで、    とたんに「2〜3人前」になってしまうの。    これを独りで食べてると、       カレー、       カレー、       カレー    と、・・・「カレー責め」にあって    しばらくカレーとは、もう逢えなくなってしまうのです。(←見るのもイヤ(T-T)) そんな訳で、 悩み

独り暮らし = ククレカレーやボンカレー


公式が成り立つのです・・・。 レトルト・カレー以外の選択肢が無いっ!!! そんな、閉塞した状況に風穴をあける計画が、 矢野純深層心理の隅っこの吹き溜まりに、突如発生した!!    「カレーを、”1人前”だけ、作っちゃるぅ!」 レトルトじゃない、手作りカレーを、 ジャスト1人前、余りも出さずに作ってみようではないか! しかし、ここで、    お金に糸目を付けずに材料をふんだんに買って、    その材料の一部だけを使って「1人前のカレー」を作ったのでは、 材料費分で喫茶店に行ったほうが安くつく恐れが(^◇^; 叫び

材料費として許される限界は、ククレカレー1杯分。 目標、68円!(←広告の品)の材料で、カレーを作ってみるぞぉ!


@@@ 材料 @@@

カレーのルーは、 ・・・太古の昔に、買ったものと思われる、    バーモントカレー辛口(大箱) 198円(←当時) が、私の家の冷蔵庫の片隅に眠っていたような気がする・・・。 ・・・賞味期限大丈夫かなぁ・・・まぁいいや・・・。 今回、1人前のカレーなのでぇ、 ・・・カレーのルーも1人前、    大箱の中身は12皿分だったはずなので、    198円 / 12皿 = 16.5円 カレーのルーだけで16.5円も使ってしまったぁ(T-T) 残りの軍資金、    68円 − 16.5円 = 51.5円 あぁ、残り51.5円でなんとか、カレーのをそろえねば! 今時、小学生でも    「51.5円の攻防」 に頭を悩ます子供は居るまい・・・。 ・・・なんだか妙に、嬉しくなってきたぞ(^◇^;

@@@ 三種の神器 @@@

カレーの具、3種の神器といえば!    ジャガイモ    タマネギ    ニンジン と、私は今、勝手に決めたのだった。(←お肉が抜けてるよ?) あ、そうそう、確かにお肉が抜けているねぇ(T-T) ・・・4種の神器に訂正しておくねぇ。 カレーのルー代金を差し引いた    51.5円 の中から、この、カレーの具を買いそろえなければならないのだけど、 ・・・まともに、野菜コーナーに行っても、    タマネギ 1ネット4個入り 138円! とかが主婦の常識な訳で、 51.5円だとタマネギすら買えないねぇ・・・。 仕方ないから、51.5円で    「カルビーポテトチップス(小袋タイプ)」 でも買って、ジャガイモの代わりにするかぁ(;_;) などと思いながら、 期待薄だけど野菜コーナーに行ってみると、    野菜の量り売りコーナー! 叫び

こ、これだぁっ! ・・・極小の野菜を買えば、51.5円でなんとかなるかも!(←ならねーよ。)


早速、 量り売りコーナーを覗いてみると、    ばれいしょ 38円(100グラムあたり)    タマネギ  18円(100グラムあたり) 可能な限り小振りなタマネギを一個、 備え付けられた電子測り器の上に載せ、 「ぴっ!」っと測定ボタンを押すと!!!    たまねぎ 145g 26円 おおっ! 残り軍資金、51.5円 − 26円 = 25.5円。 続いて可能な限り小さなジャガイモを、 一個載せて、もお一回、ぴっ!    ばれいしょ 67g 25円 おおおおっ!!! やった!やったよ! ・・・ついに、我々はククレカレー68円の、巨大な壁をもうち破り、    軍資金67.5円にてカレーの材料を入手する事に成功したぁ!!!    「どーでもいーけどニンジンは(・_・)?」 じゃかしいっ!!

@@@ 野菜カレーは、切ない @@@

ついに、我々は、 わずか67.5円で、カレーの材料一式を買いそろえる事に成功した・・・。 だが、まてよ? 悩み

お肉の無いカレーなんて、 サッパリしすぎてムナシーではないか・・・。


かといって、 ・・・我々に残された軍資金は、わずか0.5円・・・。    もはや、1円切手すら買えなくなってしまったというのに、    この難局を乗り切る術が、有るとでも言うのかぁっ!?!    「ま、まさか・・・この期におよんで お肉を万引(T-T)?・・・。」 矢野料理長の精神は、まさに極限状態を迎えようとしていた!

@@@ 和牛山頂、アタック開始 @@@

硬直した表情のまま、 我々は、買い物かごを背負ってさらに登頂を試みた。 ほどなく、 和牛すき焼き用、しゃぶしゃぶ用、ステーキ用の、 「グラム500円なんてふざけんじゃねーてめえ」な、 この山の最高峰が、我々登山隊の視界に入ってきた。   「隊長!・・あと0.5円しかないのに、どーするつもりなんですか!」   「100グラムあたり500円のお肉なんて、0.1グラムしか買えないんですよ!」   「まぁまぁ、だまって私についてきなさい。」 登山隊は、和牛すき焼き連峰の前で停止した。

   「ご自由にお取り下さい。

そこには、 「すき焼き鍋の油引き用」として、 和牛の「ヘット」(←牛の脂身のこと)を、粒状に加工したものが、 ・・・無料で配られていたのだった。   「いいか、隊員よ良く聞け!この無料の「和牛脂身」を入れるだけでなぁ?」   「肉のないカレーも、どこかほんのり、ビーフ・カレー味になるんだぞぉぉ!」 矢野登山隊はいつしか、頂上に立っていた。 ・・・ジャガイモと玉ネギと、和牛(の脂身)を手にして・・・。

@@@ 調理と試食 @@@

家に帰って早速調理。 ・・・まず、脂身を火に掛け、    鍋に油が溶けだしたのを見計らって、    薄切りにしたタマネギとジャガイモを投入、    ・・・しばらく炒めて、コップ一杯弱の水を注いで、ひと煮立ち。 カレーのルーを入れて、しばらく煮込んで出来上がり。 いよいよ、ご試食・・・。 ばくっ!    「あぁ、どこかに、ビーフが有るみたいぃ(T-T)♪」(←錯覚) 喜び

いやー、満足、満足ぅ♪


おっしまいっ♪(←オチが無い(T-T))