矢 野 純 T O D A Y 瓦 版

あれもこれも好き。:MSX


M S X 伝 説




MSXパソコン、・・・今は亡き、8ビットCPU搭載ホームコンピュータ。


”ホームコンピュータ”という考え方は、10年先を行くものだったけど、それを実現するだけの性能がなかった。
・・・早すぎたコンピュータの冥福をイノル。・・・アーメン、ナンマイダ、ブジョホナ、サスケネー。

このページは、MSXの素晴らしさだけを改めて確かめる、”MSXのお墓”です。

MSXを今なお使われている方は、是非ご覧ください。
MSXを以前使われていた方も、是非ご覧ください。
MSXを知らない方は、テキトーに読み飛ばしちゃって下さい。





***** 矢野純とMSX *****

MSXは、矢野純のふるさとです。

私の体の一部(のようなMSX)。

 

最小ハードウェア構成のMSXマシン「CASIO PV−7」を兄から5000円で譲り受けたときが、 「プログラマー矢野純」の誕生の瞬間でした。
以来、現在のPanasonicA1GTまで、3台のMSXを使ってきました。 ”アルゴリズムの研究”、”コナミのソフトで遊ぶ”、”プログラム作成”等に、活躍してくれました。
学生時代には、MSXを使って、”早押しクイズ用ボタン”装置(6人用)を作りましたねぇ。

ふるさとは、遠きにありて思うもの」。・・・現在では、使う事も少なくなったMSX。

しかし!しかしです、やっぱり故郷なんですね〜
いつも心の片隅にあるコンピュータ、自分の手足のようなコンピュータ。
家が火事になったときに持ち出すのは、大事な写真アルバムと、・・・自分が作ったMSX用プログラムと決めています。





***** アルゴリズムの研究 *****

MSXは、最高のプログラミング入門機だと思うのです。

なんだか、WindowsのVisualBasicを覚えた方が、役立ちそうに思えます。
・・・それでも、MSXは最高のプログラミング入門機だと思うのです。
それには、ちゃんと理由があります。

MSXプログラミングの鍵となるのは、”遅さ”です。
・・・MSXのCPUは、処理速度が遅いのです。もう、ものすごく

処理速度の遅さが、プログラミングに影響を与えるのです。
・・・下手なプログラムを書くと、とたんに、信じられない遅さでプログラムは動きます。
   現在のパソコンが、どんなプログラムも高速に動かすのとは対照的です。

プログラムの動作が遅くて遅くて仕方ないけど、高速CPUに取り替えるなんて芸当、MSXには出来ません。
・・・プログラムを見直し、無駄な動作をしている部分を見つけなければなりません。
他に方法が無いのですから、プログラマは鍛えられます

アルゴリズムを見直し、新しい考え方のもとにプログラムを書き直して、以前のプログラムより 高速に動作するようになったとき、プログラマは1つだけ成長するのです。

あぁ、人を鍛えるMSX。処理速度の遅さは、プログラマへの愛のムチ。最高のプログラミング入門機です。
ただ、現在MSXパソコンは流通していないため、MSXでプログラムを勉強するのは、非現実的ですが。





***** コナミのソフトで遊ぶ *****

MSXには、”ゲームマシン”という、もう一つの側面があります。

MSXが活躍していた頃、世の中には、”ファミコン”が有りました。
スーパーマリオと共に、どこに買いに行っても品切れのファミコン
・・・「仕方ない、MSXでも買って帰るか。

当時は、こんなMSXユーザーが多かったのです。
MSXは、ゲームマシンとして見れば、当時の他のゲーム機と比べて、大変貧弱なものでした。

そんなMSXで、孤軍奮闘していたゲームメーカーが、コナミです。
今でこそ、”ときメモ”のコナミですが、昔は恋愛シミュレーション以外のゲームも作っていました


●思い出のゲーム グラディウス2(ぐらでぃうすに)

横スクロール型シューティングゲームです。(最近、復権の動きがありますね、横シュー。)
当時、アーケードで人気のあった、”沙羅曼蛇”が、MSXには移植困難な為、 MSXオリジナルの「ネメシス(グラディウス)の続編」として作られたゲーム。
その後、グラディウス2が余りに好評の為、結局、グラディウス2の続編として、 MSX版沙羅曼蛇も発売される。おまけに”グラディウスII”(グラディウスの「アーケード版続編」。通称”グラツー”) もMSXに移植される

・・・と、もう何がなんだか解かりませんが、とにかく面白いゲームだったのよ”ぐらに”は!

このゲームの魅力は、”自機の小ささ”にあります。
自分の操る飛行機の大きさが小さいのです。
敵が嵐のような攻撃を仕掛けてきます。「うわぁ、やられる!」と思いながらも、必死に攻撃をよけると、 小さい飛行機は、うそのように相手の攻撃をかわすのです、ひょいひょいと

・・・あんまり、ひょいひょいと攻撃をかわせるので、鼻歌なんかも出ちゃって絶好調です。

楽しいゲームなのですが、オールクリアーする為には、2時間以上プレーし続けなければなりませんでした。 (私は未だにオールクリアーした事が有りません。)
また、波形メモリ音源を搭載した音楽もすばらしかったです。
(CD(アポロン)も発売されましたが、現在では入手困難です。)

セガサターン版「グラディウスデラックスMSXパック」発売・・・してくれる訳ないかぁ。
(”ぐらに”唯一の移植、X68K版をご存知の方はご連絡下さい。)


●思い出のゲーム F1スピリット(えふわんすぴりっと)

縦スクロール型カーレースゲームです。
コナミのカーレースゲーム「ロードファイター」の続編なのかもしれませんが、内容は、かなり改良されています。

いろんな遊び方の出来るゲームでした。
(友人とのタイム争い、チキンレース、敵車を破壊し続ける、裏道を走るなど)
F1、F3000、F3、ルマン(Cカー)、ラリー、ストックカーなど、ありとあらゆる自動車レースを遊ぶ事が出来ました。
車の挙動から、F1カーとCカーとラリーカーの違いが感じ取れるゲームでした。
ドリフトしたときには、逆ハンあてると復帰できる場合もあったり、・・もう製作者のこだわりが爆発してましたねぇ。
貧弱なMSXで、可能な限りの工夫をしています。

工夫は感動を産み出します。努力は価値を産み出します。
見た目の新鮮さとか、飾り付けの華やかさが色あせたとき、後に残るのは、製作者の努力、工夫の跡だけです。

とても楽しいゲームなのですが、現在では入手困難です。
どうしても遊んでみたい方は、FMSX関連のサイトを周ってみましょう。





***** プログラム作成 *****

MSXの神髄は、プログラミングにあります。

伝説の雑誌MSX・FAN

最近は、もう、週刊誌並に種類の多いコンピュータ雑誌
本屋で立ち読みしていたら、日が暮れてしまうほど、たくさんの本が売られています。
あまりに種類が多いので、気が付くと廃刊になちゃってたりします。・・・ナンマイダ。

そんな中、根性を見せて消えていった雑誌、「MSX・FAN」。

約9年間発行された雑誌でしたが、最後の2年間は赤字続きだったのだそうです。
ボランティアで雑誌を発行している訳ではないのですから、ほとんど奇跡です。
(9年間という時の長さは、コンピュータの進化の早さに比べるなら、まさに、人間の一生に匹敵するものでしょう。)

MSX自体は、1992年頃を境に衰退の一途をたどりました。
それに合わせ、MSX・FANの読者数も減少していったのですが、編集者の根性で、長生きしました。
(現在は、「Develoマガジン」を発行されてますね。まるでMSX・FANの再来のような雑誌です。)

さて、この雑誌の内容ですが、雑誌の中心に”プログラミング記事”がありました
初心者の為のプログラム講座。読者の作ったプログラムをフロッピーディスクで紹介。
(今でこそ、CD−ROM付きの雑誌はいくらでもありますが、この手の”マルチメディア雑誌”の元祖はMファンです。)
MSXのハードウェア技術情報。一発芸プログラムのコーナー。CGのコーナー。

自分で作る楽しさを、教えてくれる雑誌でした。 (現在、このような雑誌が少ない事は悲しい事です。)


自分で工夫して作ったプログラムが、思い通りに動く楽しさ。
それを手軽に味わえるのがMSXでした。


さて、口だけ達者な私の、文責を取る形で、1つだけ、矢野純制作MSXプログラムを用意しました。
作品をご覧ください。のコーナーに載せておきます。 MSX実行環境のある方は、是非ご覧ください。





***** MSX伝説とは、関係ありませんが、最近のトピックス *****

なんとさみしいタイトル

 

★ 「心の灯火MSX at延岡」開催!

去る1997年7月20日、延岡市某所の矢野純邸で、”心の灯火MSX at延岡”が開かれました。

MSXユーザーの交流の場として、宮崎県内のごく一部で開催を呼びかけた所、宮崎県内より2名の方の参加がありました。
当日は、最近のMSX使用状況の披露、MSXを使ったMIDI演奏、最近入手したMSXソフトの鑑賞などをしました。

参加者は一様に、「MSXを久しぶりに使ったなぁ。」と、ホンネをもらしていました。
・・・良いんです、良いんです。また、みんなでたまに”里帰り”しましょうね!



MSX版のパッケージだってば。

 

★  祝!プレイステーション版「グラディウス2」発売決定!

1998年01月22日、4800円だ!

MSXのゲームだけでも蘇れ!
・・・入手困難なMSXオリジナル「グラディウス2」が、プレイステーションに移植されました。
(と言うか、多分プレイステーション用MSXエミュレータ上で動く本物グラディウス2・・だろう(推測)。)

今のポリゴンゲームと比べれば、・・・確かに未熟に見えるかも。
けれど、ゲームの楽しさって、「ポリゴン化する=楽しい」って訳でもないしね。
・・・きっと、遊べば解かってもらえると思います・・・。
解かって、解かってお願い!解かってもらえなきゃやんだぁ!やんだよぉ!うぎゃ!




参考:MSXとは(一般的解説)

1983年、アスキーより発表された、コンピュータの統一規格
MSX規格に合わせて作られたパソコンは、”MSXパソコン”と呼ばれた。
マイクロソフトのBASICに改良を加えた、MSX−BASICを搭載し、 強力な(発売当時)、画像、音声等の機能をプログラムで制御する事ができた。
プラグ&プレイも実現していた

”ホームコンピュータ”を設計思想とし、使いやすさに重点をおいたパソコンだったが、 性能面での立ち後れのため、衰退する。