矢 野 純 T O D A Y 瓦 版

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2024年9月19日「強い組織の一員」


ジェームス・ブラウン(以下JBと略)の全盛期である

1960年代後半のライブ映像がYouTubeに沢山あります。


JBはライブ会場で歌い、踊りながら

あるときに片手を後ろに向けて上げ、振り下ろします。


するとバンドは、曲の中の次のパートを演奏し始めます。

また、歌の中でメイシオ、メイシオ、カモン!と歌うと

メイシオ・パーカーがアドリブ演奏を始めます。


普通のバンドは、メンバー全員がレコード会社と契約し

レコード会社から給料をもらいますが

JBのバンドでは

レコード会社と契約しているのはJBだけで

バンドのメンバーはJBが雇用し

JBから給料をもらっていました。


つまりJBは社長で、バンドメンバーは社員でした。

レコード販売を成功させる、

ライブ興行を成功させる責任と権限が

JBに集中する組織でした。


JBはライブ会場で歌い、踊りながら

今日の観客の盛り上がり具合を確認して

次のパートに移るタイミングを計り、調節していました。

バンドメンバーは曲の最初のパートを

正確な抑揚を保ちながら繰り返し演奏し続け

JBの腕の動きに集中していました。


JBの全盛期のライブ演奏では

スタジオ収録のレコード盤に匹敵する

正確な演奏を実現していました。


話が変わって、私はこれまでに何度か

博多祇園山笠の追い山を現地で観ました。

山笠の追い山は神輿のF1レースのようなもので

舁山を急いで移動させ

移動時間を他のチームと競うものだと思います。


舁山の上に座り、全体の指揮を行う役割の方や

山の推進力となる役割や、山の方向調整の役割

山の推進力の交代要員となる役割などが別れており

指揮に合わせてオイッサ、オイッサと掛け声を合わせて

チカラを出すタイミングを合わせることで

推進力を最大化していました。


私がJBのライブ映像を観て感動することや

(もちろん曲そのものが好きなのですが)

山笠の追い山を何度観ても感動するのは

本当に強い組織がチカラを発揮している姿を

目の前で見るからだと思います。


私の職場には強い組織があります。

1つだけではなくて、強い組織が沢山あって

それらが全体として

さらに大きな1つの強い組織を形作っています。

自分の職場を誇らしく思っています。


上司は皆、超人レベルの能力者揃いです。

私以外の同僚は沢山の成果を

何年も継続して出し続けています。

その中に自分が居て、16年前の休職以降は頭が回らず

一人前ははるかに遠く、半人前にも手が届かず

猫の手ほどの成果しか出せずに居ます。


私は強い組織に憧れる気持ちがあり

もし強い組織の一員になれたら最高だと思うし

その一員になれるチャンスを貰っていると思います。


けれども実際の自分は猫の手ほどの成果しか出せず

沢山の優れた方々に囲まれた中に居て

自分がここに居て良いのかと思うとつらくなるので

今日の目標にした作業に集中することで

つらさを忘れるようにしています。


成果の少ない自分に何の価値があるのか悩み

私は仕事が遅いけれど

間違いのない、正確な答えを出そうとしました。

私の作る資料が(作るのが遅いけど)もし正確だとしたら

それが唯一の自分の価値になると思い

正しい答えを出すためによく調べて

見直すことを心がけていました。


今年の4月に、新しい作業をもらいました。

これまでにないような大切な作業を与えてもらい

嬉しく身が引き締まり、張り切ったのですが

少し荷が重く感じていました。


荷の重さに耐えるため様々な事をしました。

気分を転換するため

メルヘン村へ日帰りで行ったりもしました。

4月に作業を行ったのですが間違いが見つかり

よくよく調べていくと間違いが多数見つかりました。

間違いに気付く度、何度も何度も上司に報告したのですが

上司は私の事をまったくせめることなく

いつも穏やかに接してもらえました。


7月末にようやく、間違いをなくせた、

自分としては出来上がったと思っていましたが

8月になって、また新たな間違いがみつかりました。


正確な答えを出すことが

自分の唯一の価値だと思っていたのですが

モニター画面に表示された間違いを見て真っ青になり

自分には何の価値も残されていないような気がして

破滅的な思考にとらわれるようになり

急速に持病のメンタル不調が悪化してしまいました。


自分の能力の低さに自分自身で気付いてショックを受けて

そこから逃れられなくなり

様々な事を試したのですが回復せず

昨日から事実上の休職状態になりました。


強い組織の一員になることに憧れて

しかもその一員になれるチャンスを貰っていて

最高に恵まれた環境で作業しています。


しかし自分のチカラ不足に正面から向き合ってしまうと

自分が居るために組織を弱体化させているのではないか

という不安があります。


職場復帰を目指して気力・体力作りの足掛かりとしてまず

家から2kmの山の上の公園へ

電動アシスト自転車で行きました。



頭の不調の為かまっすぐ運転できなかったです。

到着後、雨が降り始めたのですぐ帰りました。


職場復帰を目指して、体調と相談しながら

可能な範囲で徐々に負荷を上げるなど進めます。

どのような形で復帰できるのか分からないのですが

復帰時に与えられた場所・役目の中で

少しでも成果が出せるようになれたらと思っています。
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