| 矢 野 純 T O D A Y 瓦 版 |
感激食堂 |
チキン南蛮 味の「おぐら」チェーン |
・宮崎県グルメの王道 宮崎県グルメを体験する上で欠かせない料理、 それはチキン南蛮です。 遠路遥々宮崎県に行って、地鶏炭火焼だけを食べて帰ったとしたら、 それでは片手落ちです! あーら残念。あらまぁーなんて勿体無い事を。 こりゃーもう1度宮崎県に行くしかありませんよ。 ・野蛮な南蛮、王道の南蛮 チキン南蛮は、今や全国で食べられる料理になりました。 ですが、宮崎人の私が宮崎県外でチキン南蛮を注文すると、 出てくるのは、いつも納得いかないものばかりです。 ・まるで酢豚かのような「甘酢あん」を潜っている。 ・衣が分厚い。 ・モモ肉を使っている。 ・キュウリや玉ねぎのスライスが乗っている。 ・タルタルソースが無い。 違う!違うんだ! それは宮崎県民の愛するチキン南蛮じゃない! どうも、伝言ゲームの最中に違う食べ物になってしまうようです。 ・宮崎県民の愛するチキン南蛮 宮崎県民の愛するチキン南蛮は、薄い衣の鶏羽身揚げを、 サラッと甘い「甘酢」にくぐらせタルタルソースを掛けた、 おぐらのチキン南蛮です。箸袋のこの顔に見覚えの無い宮崎県民はモグリです。 宮崎県民普及率100%のこの顔は、 皆様のファミリーレストラン 味の「おぐら」チェーンのマークです。 チキン南蛮の発祥の地は延岡市「直ちゃん」だと、 観光ガイドブックにも載っています。 ですが、宮崎県民に愛されているのは、おぐらのチキン南蛮です。 直ちゃんの南蛮とおぐらの南蛮には決定的な違いがあります。 おぐらの南蛮にはタルタルソースが乗っています。 直ちゃんが鶏を甘酢にくぐらせる事で発明した南蛮に、 おぐらがタルタルソースを掛けたことで、 チキン南蛮は宮崎県民のソウルフードになりました。 ・皆様の店 おぐらチェーンは宮崎県内に多数あります。 延岡市周辺に4店、日向市に2店、高鍋町、宮崎市に数店。 40年くらい前からチキン南蛮を販売しているようです。 「皆様のファミリーレストラン」と箸袋に 書いてあるのは伊達ではありません。 子供の頃(25年くらい前)、チキン南蛮(ライス付き)は 850円前後だったと思います。 その昔、都会に比べ所得の低い宮崎県民にとって、 ファミリーレストランでの食事は そのためだけに着飾って出掛けるような、 滅多に無い特別な贅沢でした。 その贅沢を満足させていたのが、おぐらのチキン南蛮でした。 ナイフとフォークのマナーを知らずに間違って使った場所、 その使い方を覚えた場所は「おぐら」でした。 学校で「昨日おぐらに行った」というと、 友達に羨ましがられる時代でした。 私は、おぐらに行くと「あぁ、このタルタルソースを 舐め尽くしたい」と子供心に思っておりました。 今も昔の美味しさのまま、値段も950円前後(店舗により差あり)で、 宮崎県民の「皆様の店」であり続けています。 ・ファミレスとしてのおぐら ファミリーレストランと書いてある通り、 ハンバーグやステーキなどもあるファミリーレストランです。 ですが、そこらのファミレスのように、 セントラルキッチンで作ったものを店で温めて出す訳ではなくて、 その店で材料から調理して出します。 ハンバーグやステーキも悪くはありませんが、はやりチキン南蛮です。 チキン南蛮以外では、ちゃんぽんは長崎レベルの旨さです。 私と妻の定番は、チキン南蛮2人前、ちゃんぽん1人前を注文、 ちゃんぽんを分けて食べます。 ・おぐら情報 さて、その「おぐら」なんですが、まとまった情報がありません。 宮崎県内の何処に店があるのかすらハッキリ分かりません。 というのが、おぐら公式HPによると、おぐらは 「本家宮崎おぐら」 「日向灘」 「延岡おぐら」 の3つに分社化したそうで、 おぐら公式HPは延岡おぐらが運営しているらしく、 延岡周辺のおぐらの情報しか載っていません。 なんて不親切な! 日向市地区や宮崎市周辺地区のおぐらの所在地くらい載せてくれたら いいのに。 分社化は会社の都合であって、お客からすれば全部「おぐら」 チェーンなんだから。 延岡おぐらのHP 宮崎県にお越しの際は、是非、おぐらのチキン南蛮を食べてください。 きっと、今まで食べていたチキン南蛮は一体ナニだったんだろうと 思いますよ。